ついに憧れのキャンパスライフだ!
サークルどこにしよっかなぁ
まずは合格おめでとうございます!
長かった受験勉強を乗り越えてやっと「新・大学生」になったあなたは、わくわくドキドキなのではないでしょうか。
人生初のひとり暮らしを始めているのかもしれませんし、 参考書が思ったより難しそうでアセっているのかもしれませんし、アルバイトを始めてみようかなと求人雑誌を手に取ったりしているのかもしれませんね。
そんな希望に満ちあふれたキャンパスライフがスタートしたわけですが、1つだけ気を付けなければならないことがあります。
それは、『新歓コンパ』と呼ばれる『飲み会』です。
この記事では、どうして新歓コンパに気を付けなければならないのか?ということについてお話ししていきます。
私は大学生の頃からお酒を飲んでおり、その約20年後の2019年10月から、お酒を一切飲まない「断酒」をすることになりました。
そして、もしもタイムマシーンで大学生だった頃の自分に会えたらこう言うでしょう。
『周りがいくら勧めてきても、酒とタバコとギャンブルにだけは絶対手を出すな』
(※ちなみに私はギャンブルはやったことがありません)
ここからは、私の新歓コンパの経験を振り返りながら、未成年者飲酒禁止法や2022年4月1日施行となる成年年齢引き下げについて、そして未成年者の飲酒リスクにはどのようなものがあるのかについて解説していきたいと思います。
この記事を読み終えると、新歓コンパでの飲酒に対して正しい知識をもったうえで参加できるようになります。
新歓コンパって何?
新歓コンパとは、新しく大学に入学してきた新1年生を歓迎する「新入生歓迎コンパ」略して「新歓コンパ」です。
だいたい4月から遅くても5月くらいには開催されるもので、GW明けから少し暖かくなってくるとBBQという形式をとるところもあります。
新歓コンパの開催単位は、サークル単位やゼミ単位、私の場合は学生寮単位でした。
入学したての頃は友達もほとんどいないので、そういうイベントを通して友達を一気に増やしたり先輩に知ってもらえたりするキッカケにはなります。
ただ、新歓コンパには未成年者の飲酒問題がつきまとうため、注意が必要なのです。
私の大学時代の新歓コンパはどんな感じだったか振り返る
一般的に大学生は、アパートを借りて独り暮らしするか、実家から通うかというパターンが多いと思いますが、私の場合は学生寮に3年間住んでいました(4年目は申請が更新できず出されてしまいました)。
なので、この記事では基本的に学生寮の新歓コンパがメインのお話となります。
1年生の時の新歓コンパ
右も左も分からず引っ越しの荷物を片付けている新入生に、寮の先輩から新歓コンパの案内が届きます。
毎年恒例のイベントのようでしたし特に断る理由もないので、参加することにしました。
当日は寮内にあるイベントホールに長い席が何列も用意されており、そこにはオードブルが並べられています。
当然ビールも設置されていますし、ウーロン茶やジュースもあります。
「かんぱーい!」
最初はもちろんウーロン茶なのですが、そのうち手慣れた先輩方から「まぁまぁまぁ」とビールを勧められます。
普通にビールを飲むだけでも酔っぱらいますが、酔いが回ってくるとだんだんと気が大きくなっていきます。
するとなぜか飲める気になり、水だと称した焼酎を飲まされます。
私はこのとき生まれて初めて芋焼酎を飲んだのですが、とっても臭くてマズかったのを覚えています。
頭痛がしてきて吐き気も出てきたので、フラフラになりながら何とか自室へ戻り、そのままバタンキュー。
もちろん翌日は二日酔い。。
この時、まさか自分が20年後にこんなブログを書くことになろうとは夢にも思いませんでした。
2年生の時の新歓コンパ
去年と同じように寮の先輩から新歓コンパの案内がきました。
ですが、主役はあくまで新入生。自分は2年生だからと余裕をかまします。
で、1年前と同じように新歓コンパがスタート。
最初ビールでいきますが、1年前に比べて経験値が上がっているので芋焼酎に手を出します。
そして、カッコつけてロックでガンガン飲みます。
結果去年よりもひどい酔い方をしてしまい、友人に介抱してもらい何とか自室に戻り、トイレでリバース。
ここで人生で初めて、リバースのつらさを学びました。
3年生の時の新歓コンパ
3年目も再びこの季節がきました!とばかりに新歓コンパの案内がきます。
私は昨年ひどい目に遭ったので、今年は飲みすぎないぞと心に誓い新歓コンパに臨みます。
実際に、去年のリバース経験から自分の「閾値」というのが分かり、冷静さを失わずセーブすることができました。
そして今回は、酔いつぶれた後輩の面倒を見る側になっていました。
4年生の時の新歓コンパ
4年目からは寮を出たのですが、内心少しホッとしました。
案の定、寮の新歓コンパのお誘いはあったものの、新しく借りたアパートと寮が離れていたため断ることができたのです。
おそらく、今年も誰かが酔いつぶれ、誰かがそれを介抱するという地獄絵図が繰り広げられているんだろうなぁと空を見上げていました。
大学時代の新歓コンパを振り返ってみて
20年くらい前のことですが、私の飲酒人生はここから始まったんだなぁと、この記事を書きながら思いました。
このあと私は社会人となり、そこでも歓送迎会や忘年会を含め飲酒イベントのオンパレード。
結果的に私はみずからお酒を断つことになるわけですが、この20年間、膨大な量の時間を無駄にしていたことにここでやっと気付きました。
目が覚めたんです。
もっと早く気付いていれば…と悔やまれますが、この記事を読んでいるあなたには是非伝えたい。
『周りがいくら勧めてきても、酒とタバコとギャンブルにだけは絶対手を出すな』と。
未成年の飲酒は違法です
誰でも知っているとは思いますが、未成年者の飲酒は「未成年者飲酒禁止法」という法律で禁止されています。
詳しくは、厚生労働省の e-ヘルスネット「未成年者飲酒禁止法」をご覧ください。
簡単にいいますと、未成年者の親は子供がお酒を飲んでいるのが分かったら止めなきゃいけないし、お店側は未成年者に売ってはいけないし年齢確認をしなければならないというもの。
じゃあ、その未成年者本人には何もペナルティはないのかというとそういうわけでもなく、親の言うことをちゃんと聞かない子供だとして家庭裁判所による保護処分となることがあります。
もちろん、年齢をごまかして酒を買い、そのお店側に損害が出てしまった場合、年齢をごまかした未成年者本人に損害賠償金を請求されるケースだってありえます。
未成年者の飲酒に関しては、あくまで大人がちゃんと管理しなさいということなのですが、未成年者側もきちんとした知識をつけておくことが大事です。
そこで、考えてほしいのです。
「未成年者は飲んだらダメ」
「20歳になったら飲んでもOK」
というように単純に考えても良いのだろうか?と。
法律で禁止されているということは、そうなった理由が必ずあるはずなんです。
答えは単純。
「未成年者の飲酒は危険だから」です。
未成年者の飲酒が危険である理由
未成年者の飲酒が危険な理由は、次のとおりです。
①急性アルコール中毒になりやすい
②アルコール依存症になりやすい
③脳の萎縮が早まる
④性機能の発育に悪影響が出る
⑤事件や事故に巻き込まれる可能性が高まる
それぞれについては別記事「「なぜ「お酒は20歳になってから」なのか?その理由を解説します」の方で詳しく説明していますので、興味があれば読んでみてくださいね。
まだ若くて頭の柔らかいあなたならきっと分かるはず。
お酒に関しては、日本社会全体が洗脳されているんです。
生まれた時から身近にアルコールがあり、20歳になったら飲むものだと誰しも思っています。
でも果たしてそれは正しいことなのでしょうか?
せめてこの記事を読んでいただいているあなたにだけは、“世間の常識”というものを疑うことができる目を持ってもらいたいと切に願います。
2022年4月1日より成年年齢が18歳に引き下げられますが・・
(2022年3月15日追記)
こちらは大事なことなので追記しておきます。
2022年4月1日より成年年齢が18歳に引き下げられます。
2018年(平成30年)6月に、民法の定める成年年齢を18歳に引き下げること等を内容とする「民法の一部を改正する法律」が成立したためです。
この改正法は2022年4月1日から施行されるので、
じゃ18歳になったからお酒飲んでもOKだよね!
と思われるかもしれませんね。
ところが法務省民事局参事官室の資料によると、お酒が飲めるようになるのは20歳以上のままで変わりありません!!
くれぐれも気を付けてくださいね。
20歳以上が維持されるのは飲酒だけではありませんので、下の図で確認してみてくださいね。
まとめ:新歓コンパでの飲酒には気を付けよう【未成年の飲酒は違法】
新歓コンパは、大学生活はもちろん、一生の友人となる人にも出会える可能性のある貴重な機会です。
ですが、若いがゆえにお酒の危険性を甘く見てしまいがち。
たとえば、救急車で運ばれたり最悪亡くなったり、セクハラを受けたり、取り返しのつかないことになったりすることだって沢山あります。
そうならなくても、アルコール依存症のスタート地点となることも多いです。
もしあなたが、幸せな未来を手に入れる確率を上げたいのであれば、アルコールやタバコやギャンブルといった依存性のあるものには手を出さないことを強くオススメします。
それでは楽しいキャンパスライフを!!
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