禁酒者側の視点でキャンセルカルチャーを考えてみた【マインドチェンジ】

禁酒の視点からキャンセルカルチャーを考えてみた禁酒断酒

知らない用語が出てくるとつい調べてしまうのが私の癖なのですが、最近「キャンセルカルチャー」という言葉を目にすることがありました。

少し調べてみると別に新しい用語でもなかったわけですが、お酒をやめ続ける上で新たな気付きが得られましたので記事にしてみました。

私は現在ヘルスケア業界で15年以上働いており、2019年10月12日から現在進行形で完全断酒を続けています。

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この記事では、キャンセルカルチャーについて簡単に解説するとともに、禁酒者側の視点から見るとどう解釈できるのかということについてお話ししていきます。

この記事を最後まで読むと、積極的にお酒をやめ続けられるようになるかもしれませんよ。

それではいってみましょう!

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キャンセルカルチャーとは?

キャンセルカルチャーとは?

まず初めに「キャンセルカルチャー」という言葉について簡単に解説します。

そんなのもう知ってるよ!という方は飛ばしてくださいね。

とりあえずWikipediaから引用します。

キャンセル・カルチャー(英語: cancel culture)とは、主にソーシャルメディア上で、過去の言動などを理由に人物を追放する、現代における排斥の形態の1つである。典型的には、芸能人や政治家といった著名人を対象に、過去の犯罪や不祥事、不適切な言動とその記録を掘り起こし、大衆に拡散、炎上を誘って社会的地位を失わせる運動や、それを良しとする風潮を指す。2010年代中頃からアメリカ合衆国を中心に全世界に拡大した。

Wikipedia「キャンセルカルチャー」より引用

簡単にいうと、ある人物の過去をネット上で掘り起こして炎上させ、その人を追放してしまおうという風潮です。

「cancel」には「(契約などを)解約する、失効させる」という意味もあり、「もうあなたに用はありません」という意味にもなります。

ボイコットに近い側面もあり、有名人など思い当たるケースがいくつかありますね。

日本だと、東京オリンピック2020開催前に組織委員会の会長やミュージシャンがその対象になっていたのは記憶に新しいと思います。

キャンセルカルチャーの問題点

キャンセルカルチャーの問題点

キャンセルカルチャーには問題点もあるといわれています。

大衆の声が力を持つようになり、過激化してしまうことがあるからです。

SNSの拡散力が大きくなってきた昨今、個人どうしがつながりやすい環境はすでに整っています。

そして、ネット上でつながった個人が一つの大きな集合体となり声を上げるケースも増えてきました。

結果的に、集合体となった不特定多数の人たちが、特定の個人や組織を排斥できてしまう世の中になったんですね。

キャンセルカルチャーには良い面もあるかもしれませんが、収拾がつかなくなり「やりすぎてしまう」ことも十分考えられます。

客観的かつ冷静に、両者のパワーバランスを見ていくことが大切だと私は感じています。

禁酒者目線のキャンセルカルチャーは真逆の構図

禁酒者目線のキャンセルカルチャーは真逆の構図
スターウォーズに登場する「スター・デストロイヤー」

さて、ここまでは一般的なキャンセルカルチャーについてお話ししてきましたが、ここからは禁酒者目線で見ていきたいと思います。

まず初めにお伝えしたいのは、上記で解説してきた一般的なキャンセルカルチャーと禁酒者目線のキャンセルカルチャーは真逆の構図だということです。

それはどういうことか?

先ほど、一般的なキャンセルカルチャーは不特定多数の個人がつながって大衆の声となり、特定の個人や組織を排斥(=キャンセル)するとお話ししました。

禁酒の場合はこの構図が真逆で、

「小さな個人が大きな業界・大衆をキャンセルしていく」

というパターンなんです。

私も含め、お酒をやめた人は非常に少なく、成人人口のせいぜい1~2%。

正直いって現時点ではマイノリティーです。

しかしマイノリティーだからこそ、やりすぎてしまうことはありません。

なぜなら「少数派」だから。

近年アルコール離れが進んできたとはいえ、まだまだ世の中は酒に支配された世界です。

アルコール業界はものすごく大きく、そして飲酒者の数も非常に多い。

例えていうならスター・デストロイヤー。

不特定多数が特定の個人や組織を追い込む一般的なキャンセルカルチャーとは構図が全然違うのです。

アルコールは積極的にキャンセルしよう

アルコールは積極的にキャンセルしよう

キャンセルカルチャーというと一般的にあまり良い印象を持たれていませんが、私はアルコールに対しては積極的にキャンセルしていっても全然OKなんじゃないかと考えています。

マイノリティーである禁酒者がアルコールを積極的にキャンセルしていったところで、アルコール業界や飲酒を推奨している人たちにとっては痛くもかゆくもありませんからね。

なので結論としては、

「周りのことは気にせず、アルコールを積極的にキャンセルしていこう」

となります。

『人は人、自分は自分。』

お酒を飲んだ後悔はあっても、お酒をやめた後悔は一切ありませんからね。

つまり、キャンセルするのが正解だということです。

まとめ:禁酒者側の視点でキャンセルカルチャーを考えてみた【マインドチェンジ】

まとめ:禁酒者側の視点でキャンセルカルチャーを考えてみた【マインドチェンジ】
酒に支配された世界からの解放

最後にまとめです。

一般的なキャンセルカルチャーは、ネット上で過去を掘り起こして特定の人物や組織を排斥しようという流れですが、個人がアルコールをキャンセルするのは真逆の構図。

そもそも禁酒をする人は少数派(マイノリティー)であり、その割合は成人の約1~2%だからです。

なのでこれからも遠慮なく、積極的にアルコールをキャンセルし続けていきたいと思いました。

『Let’s Cancel Positively !!』

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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