「禁酒って長続きしないんだよね・・・」
「1年もお酒やめるなんて想像できません・・・」
「いったいどうやったら禁酒できるんだよ⁉」
「お酒を1年やめたら何がどう変わるの?」
そんなあなたに、私が過去1年間の自分自身を分析して得られた結果と 、禁酒を継続するコツをお伝えしたいと思います。
私の飲酒歴は約20年で、飲み会はもちろん、独りで飲み歩いたり、イベントがあればいつでもどこでも飲んでいた大の酒好きです。
そんな私は2019年10月11日を最後にキッパリお酒をやめ、それ以来一滴も飲んでいません。
また、現在ヘルスケア業界で15年以上働いており、それなりのリテラシーはあるつもりです。
(しかし医療機関で診断・治療を受けていませんし断酒会やAAにも行ってはいませんので、そのあたりの情報には詳しくありません。 )
当ブログではこれまで、
「禁酒3日」
「禁酒2週間」
「禁酒1ヶ月」
「禁酒2ヶ月」
「禁酒3ヶ月」
「禁酒半年」
のタイミングで記事を書いてきましたが、これら過去記事については最後にリンクを貼っておきますね。
この記事では、前半部分で過去記事を参考に禁酒1年の効果・離脱症状・禁酒のコツについてまとめ、後半には禁酒を継続するための5つのポイントを解説していきます。
この記事を読み終えたあなたは、禁酒を継続できるようになり、今よりも豊かな人生を歩めるようになりますよ。
それでは早速いってみましょう!
禁酒1年後の効果・離脱症状・禁酒のコツ
当ブログでは恒例となっていますので、上記についてそれぞれお話ししていきますね。
禁酒1年後の効果
まず禁酒の効果ですが、結論からいいますと「禁酒半年の状態から更に安定」という感じです。
これまでの当ブログ記事から振り返ってみますね。
こうやって見ると、禁酒の効果は短期的には体調面に、中長期的には精神面にプラスに働くようですね。
そして、1年間が経過した今はどうかというと、「禁酒半年の状態から更に安定」と表現するのが適当かと思います。
離脱症状
つぎに、離脱症状についてもお話ししていきますね。
こちらも過去記事から振り返ってみます。
こちらも過去からの流れを見てみると、禁酒を始めてから半年が経過しても飲酒欲求は完全には消えないようです。
禁酒の効果が日に日に増してくるのとは対照的に、飲酒欲求は月日がたっても低空飛行状態です。
実際に1年経過してみてどうかというと、正直なところ、2020年9月末に一度だけ飲酒欲求がとても高まりました。
少し油断していたので自分でも驚きました。下記はそのときのツイートです。
今日はかなり久しぶりに飲酒欲求が高まりました。
— MJ@断酒で人生好転中 (@MJBLUE6) September 30, 2020
自分でも驚いています。
理由を考えたところ、僕の飲酒トリガーである「月末」「疲れ」「嫌なこと」が重なっている事に気づきました。
…危ない危ない😅
飲酒トリガーについてはこの記事を参考に😊#Twitter断酒部 #断酒 https://t.co/CfkfW6zgGn
ちょうど2020年度上半期の最終日でしたね。
このことから言えるのは、
『禁酒を始めると体調や精神面は良くなるけれど、飲酒欲求が消えることは無い』
ということです。
つまり「調子に乗っていると足元をすくわれてしまいますよ!」ということです。
色んな方がおっしゃっていますが、脳はアルコールを飲んだときの快感(ドーパミンの分泌)を覚えているんです。
恐ろしいですよね。
だからこそ、油断大敵!油断禁物!おごることなかれ!です。
そうはいっても、自分の飲酒欲求が高まるタイミングとトリガー(きっかけ)をあらかじめ知っておけば対処は可能です。
逆にいうと、これを知らずに飲酒欲求を乗り切るのはかなり難しいのではないかとも思います。
禁酒のコツ
さて、禁酒のコツについても、過去を振り返ることでヒントが出てきそうな気がしてきましたよね。
それでは見てみましょう!
禁酒のコツについては2つに分類できますね。
1つ目は短期的なテクニック(代替品、自己暗示、宣言、HALT対策、心の穴を埋める)。
そして2つ目には、長期的な土台・支えとなる「自分の飲酒欲求パターンを知る」ということ。
最終的には何よりも自己分析がまず大事だということを痛感しました。
いくら小手先のテクニックで短期的に飲酒欲求をかわし続けたとしても、
「自分の飲酒欲求パターン」
という根本的な部分が自分自身で分かっていなければ、簡単に再飲酒(スリップ)してしまうということなんです。
そして禁酒から断酒へ
「禁酒」から「断酒」にギアを上げる
このブログでは立ち上げ当初から「禁酒」というワードを使ってきましたが、最近はしっくりこないなぁと思うようになりました。
なぜかというと、「禁酒」にはいずれ「解禁」もあるという意味が込められている気がしてならないからです。
私はもうお酒は一生分飲みましたから、今後の人生にお酒はもう必要ないですし解禁するつもりもありません。
ですから、最近は「禁酒」ではなく「断酒」という言葉をよく使うようになりました。
断酒を始めてちょうど丸1年が経過🎉
— MJ@断酒で人生好転中 (@MJBLUE6) October 11, 2020
そして今日から2年目に突入です❗️
お酒やめようと思ってから軌道に乗せるまで、試行錯誤の末、半年かかりました😅
ここには同じようにお酒をやめようとしている人が沢山います。
決してひとりじゃない。
そして、断酒の方法は存在します😉#Twitter断酒部 #断酒
たくさんの「いいね!」ありがとうございます!
もしかしたら、1年前は続けられる自信がなかったから「禁酒」と言っていたのかもしれませんね。
もうお酒をやめて1年が経過したので、「禁酒」から次のステージの「断酒」に進むために、これからはギアを一段上げていこうと思います。
厚生労働省も「断酒」というワードを使っている
厚生労働省のホームページ「e-ヘルスネット」にもアルコール依存症に関する情報提供ページがあります。
そこに書かれていることを一部引用しますね。
『アルコール依存症から回復するための唯一の方法は、断酒=一滴も飲まないことです。』
e-ヘルスネット https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-05-002.html
『アルコール依存症になってしまったら、回復するための方法は一つしかありません。それは「断酒」することです。』
決して「禁酒」とは書いていないんです。
そこに書かれているのは「断酒」というワードのみ。
近年「減酒」というワードも見られるようになりましたが、これも勘違いしてはいけません。
減酒はゴールではなく第一目標。
本質的には、「軽症者はまず減酒を目標とし、そのうえで断酒をめざす」というものなのです。
「断酒なんてイヤだ!」と言っているうちはアルコールの害から解放されることはないでしょう。
まず「自分はアルコールという“薬物”の前には無力である」と、“負けを認める”ところから始まります。
認めたくない気持ちはとてもよく分かりますが、これが第一歩なのです。
断酒を継続させるコツ(5つのポイント)
最後に、断酒を始めて1年経過した私から見た断酒継続のコツを5つお話ししますね。
断酒継続のコツ①飲みたくなるタイミングとトリガーを徹底的に分析する
これを1番目に書いたのはワケがあります。
私は、現時点で断酒を1年継続していますが、決して楽に継続できたわけではありません。
この1年の間に何度も飲酒欲求が襲ってきましたが、そのたびに支えとなったのは、
「飲みたくなるタイミング」と「飲みたくなるトリガー(きっかけ)」を知っていた
ということです。
私の飲みたくなるタイミングは「月末」「週末」です。
そして飲みたくなるトリガーは「疲れ」「イライラ」「ストレス」「空腹」です。
私はこれらのことを自分自身で理解しているからこそ、飲酒欲求に打ち勝つことができていると思っています。
あなたの場合はどうですか?
飲みたくなるのはいつ、どんな時ですか?
その上で、もしも飲みたくなったら、飲みたくなった理由を冷静に考えてみるんです。
そうすると、
「そっか、今日は月末だから飲みたくなったのか。じゃあ、飲みたいのは今だけだな。」
「今は疲れてるから飲みたくなったのか。よし、今日は早く寝てまずは疲れを取ろう。」
といった感じで対処が可能になってくるんです。
もしもあなたが、自分が飲みたくなる理由を知らなければ、その対処法は一つ。
「いっそのこと飲んでしまう」
ということになってしまいますよね。
断酒継続のコツ②お酒をやめた後にやりたいことを見つけておく
私もそうでしたが、酒飲みというのは酒を飲むのに多くの時間を費やしています。
そこでお酒をスパッとやめるとどうなるか?
そう。時間がたくさん余って暇になるんです。
例えば、毎日晩酌をする人がいるとします。
20時にお風呂から上がり、風呂上がりの一杯を開けます。
そこから23時に寝るとしても、毎日3時間は飲んでいることになりますよね。
1週間だと3時間×7日間=21時間。
こんな感じの人が飲むのをやめると、飲んでいた膨大な時間がぽっかり空きます。
ここで、新たにやりたいことを見つけておかないと、
「やること無いし、やっぱり暇だから飲もっ」
という感じで元に戻ってしまいます。
ちなみに私の場合、お酒をやめてから新たに始めたことはパッと思い出せただけで次のとおりです。
✔SoftBank光回線を解約
✔楽天証券でつみたてNISA口座を開設
✔メルカリデビュー
✔楽天車検で大幅コスト削減
✔私と妻のスマホを格安スマホに変更
✔年金試算と老後資金のシミュレーション
✔子供の習い事開始
ブログがしばらく更新できていなかったのは、メルカリの方にハマってしまっていたからなのです。もうだいぶ落ち着きましたけどね。
また、断酒で浮いたお金も、別の活かし方がありますね。
断酒始めて約1年。
— MJ@断酒で人生好転中 (@MJBLUE6) October 10, 2020
だいたい18万円節約できたことになります✨
そのお金で買ったもの
・掃除機(妻に還元)
・Nintendo Switch(子供に還元)
・ノートPC(自分に還元)
価値観は人それぞれですが、時間とお金と健康を削ってまで得る価値がお酒にあるのか、今では疑問です。#Twitter断酒部 #断酒 pic.twitter.com/FKmW4nkMNq
断酒継続のコツ③ノンアルコール飲料に置き換える
お酒をやめたいという人の中には、「よし!今からお酒をやめるぞ!」と言って、いきなり毎日飲んでいたビールをノンアルコールビールに置き換える人がいます。
でも、僕の経験から言いますと長続きしない可能性が高いと思います。
このことは、「ノンアルコールビールで禁酒しても効果が持続しない3つの理由」にも書いていますが、理由は以下の3つです。
①ノンアルコールビールに替えても、飲むタイミングが変わっていないから
②ノンアルコールビールだと物足りなくなるから
③ビールを飲んでいたころの楽しい思い出がよみがえるから
なので、ノンアルコール飲料に置き換えるのは、上記の断酒継続のコツ
●タイミング&トリガーを把握
●新たにやりたいことを見つける
を完了してからの方がオススメです。
お酒は下記の順序でやめられます。※個人差あります
— MJ@断酒で人生好転中 (@MJBLUE6) January 26, 2020
1️⃣お酒に関する「世間の常識」を疑う&YouTubeで勉強
2️⃣お酒をやめた後にやりたいことを決める
3️⃣自分の飲酒パターンとトリガーを調査
4️⃣ノンアルに置き換える
5️⃣その代替飲料をやめる
いきなり4️⃣から始めると失敗します。#禁酒 #断酒 #ノンアル
断酒継続のコツ④SNSで断酒アカウントをフォローして投稿を読む
あなたはもしかすると、
「お酒をやめたいけれども誰に相談すればいいか分からない」
「どうやってお酒をやめればいいのか、その方法すらも分からない」
という悩みを多かれ少なかれ持っていませんか?
でも、心配しなくても大丈夫ですよ。
この広い世の中には、あなたと同じような悩みを抱えて生きている人はたくさんいます。
もしもTwitterなどのSNSアカウントを持っているなら、そこで探してみてください。
既存のアカウントだと気が引ける人は、断酒専用のアカウントを新たに作っても良いと思います。
大事なのは、同じような悩みを持って生きている人とつながることです。
決して一人じゃない、と思えることです。
アルコール依存症の治療についてインターネットで検索すると、全国の医療機関や断酒会、AA(アルコホーリクス・アノニマス)のサイトがヒットすると思います。
でも、そこに実際に問い合わせたり出向いたりするのは心理的ハードルがとても高いのではないでしょうか。
そこでまずは、SNSの断酒アカウントをフォローして、その人の投稿を読んでみましょう。
そして、「みんながどのようにお酒と向き合っているのか知る」というところから始めてみるのも良いのではないでしょうか。
断酒継続のコツ⑤アルコール依存症関連の書籍を読む
アルコール関連問題の根本的な原因には、日本では全くといっていいほど教育がなされていないということがあります。
これは今に始まったことではなく、昔からの歴史的背景がありますので、一個人があれこれ言ったところで恐らく何も変わりませんし、そんなことしてもほぼ効果ゼロです。
だからこそ、個々人がアルコールに関する知識レベルを上げるしかないのです。
幸い、アルコール依存症に関する書籍はたくさん売られています。
>>【酒をやめて3年以上の管理人が選んだ】おすすめ禁酒本ランキング21冊+α
他にもまだまだ勉強している最中ですので、一緒に頑張りましょうね。
【まとめ】禁酒レポ 1年後 – 禁酒を継続させる5つのコツ –
最後に、これまで書いてきたことをまとめますね。
✔禁酒の期間が長くなっても飲酒欲求は無くならない
✔自分の飲酒欲求のパターンを知ることが長期的な土台・支えとなる
✔目指すは「禁酒」「減酒」ではなく、あくまで「断酒」
✔断酒継続の5つのコツは次のとおり
①自己分析
②断酒後にやりたいことを決める
③ノンアルコール飲料に置き換え
④SNSでフォロー
⑤アルコール関連知識のレベル向上
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
これまでの禁酒レポート記事については、下記にリンクをまとめていますので、ぜひ読んでみてくださいね。
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