「お酒は好きなんだけど、なぜか途中から眠たくなるんだよね…」
「みんなとの飲み会をもっと楽しみたいのに後半には寝ちゃう…」
「飲むとなんで自分だけ眠くなるんだろ…?」
お酒があまり強くないあなたは、なぜ飲むと眠たくなるのか、そして眠たくならない方法について気になっていますよね。
この記事では、あなたのそんな疑問を解決していきます。
前半はお酒を飲むと眠くなるメカニズムを、後半には飲むとすぐ眠くなってしまう人が取るべき対策についてお話ししていきます。
私は、自他ともに認める大の酒好きでしたが、2019年10月から完全断酒中です。
Twitterでも色々言っていますので、気軽に覗きに来てみてくださいね!
この記事を読み終えると、お酒と眠たさの関係や、眠くなる人の対処法が分かるようになります。
では早速いってみましょう!!
お酒を飲むとなぜ眠たくなるのか?
初めに結論ですが、お酒を飲むと眠くなってしまう理由は
『アルコールが中枢神経に対して抑制的に作用するから』
です。
お酒は、少量であればコミュニケーションが円滑になるので好きな人も多いですよね。
ただ、せっかくの楽しい場なのに、途中からどうしても眠たくなってしまうことがあります。
「もっとみんなと話したいのに、なんで自分だけ眠たくなっちゃうんだろう…」
そう思ったことはありませんか?
アルコールは、脳(=中枢神経)を抑制する薬物なのです。
お酒で眠たくなるメカニズム
では、お酒を飲むと眠くなるメカニズムについて解説していきます。
さきほど、中枢神経に対して「抑制的に」作用するとお話ししましたが、下図をご覧ください。
横軸である血中アルコール濃度が小さいうちはリラックス効果(上矢印)があります。
ところが、右側に進んでいき血中アルコール濃度が150mg/dlを超えたあたりから、逆に鎮静効果(下矢印)がみられるようになり、運動機能障害⇒意識混濁⇒昏睡となっていってしまいます。
具体的な酩酊症状は下表に示すとおりです。
つまり、お酒は少しの量だと爽やかな気分になりますが、それを通り過ぎてたくさんとってしまうと、麻酔薬のような効果をもたらしてしまうのです。
なので、アルコールを飲むと脳に麻酔がかかったような状態となり、寝付くまでの時間が短くなります。
しかし睡眠の質は格段に落ちてしまうので、なかなか眠れないからといって寝酒をしないように気を付けましょう。
よく、眠れないからお酒を飲むという人がいますが、逆なんです。
お酒を飲むから睡眠不足になり、それを解消するためにお酒を飲んでいるという悪循環なのです。
お酒で眠くなる人と眠くならない人がいるのはどうして?
上記のグラフでイメージはしてもらえたかと思いますが、ここで疑問が湧いてきますよね。
「なぜ、すぐ眠くなる人となかなか眠くならない人がいるの?」
この答えは、
“もともと身体に備わっているアルコール分解能力が人によってちがうから”
です。
先ほどのグラフで説明すると、アルコール分解能力が高い人はなかなか150mg/dlのラインを越えなかったり、超えていても「耐性」ができていて鎮静効果を実感しにくくなっていると考えらえます。
ですので、同じ時間飲んでいても、アルコール分解能力が高い人はなかなか「鎮静効果ゾーン」に入りません。
逆に、アルコール分解能力が低い人はすぐに「鎮静効果ゾーン」に入ってしまい、結果としてすぐ眠たくなってしまうのです。
お酒を飲むと眠くなる人はどうすればいいのか?
ここまでで、お酒を飲むと眠くなる理由とそのメカニズムについてお話ししてきましたが、
「じゃあ、飲むと眠くなっちゃう人はどうしようもないってこと?」
と思われるかもしれませんね。
そこで次に、お酒を飲むとすぐ眠たくなる人ができる対策をお示しします。
それはシンプルに下記2点です。
②飲んだお酒の吸収を抑える
それぞれ解説していきますね。
①飲むお酒の量を抑える
もともとアルコールの分解能力が高くない人が眠くならないようになるには、先ほどのグラフの血中アルコール濃度150mg/dlを超えないようにしなければいけません。
つまり、飲むお酒の総量を抑えてしまえばいいのです。
そうです、ちびちび飲むのです。
間違ってもイッキなどしてはいけませんよ。
②飲んだお酒の吸収を抑える
上記と同じ理由ですが、飲んだアルコールがゆっくり吸収されるようにすれば、グラフの右側にいくのにも時間がかかるので、「眠くなるまでの時間稼ぎ」ができます。
お酒の吸収を抑えるには、
❷何か食べながら飲むこと
を意識してくださいね。
これらを実行することで、飲んでも眠たくなりにくくなると思いますよ。
いずれにしても、お酒の分解能力が高くない人は特に、お酒は飲まない方がいいですよ。
仮に飲んだとしても「適量」の範囲内で留めておくよう心がけるようにしましょう。
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