よし決めた!ノンアルコールビールで禁酒するぞ!
禁酒をスタートしようと思ったときにまず頭に浮かぶのが「ノンアルコール飲料」ですよね。
例えばノンアルコールビールなんかは、昔と比べてとても美味しくなりました。
アルコールが入っていないだけで、それ以外は生ビールと遜色ない仕上がり。
だから「禁酒にもってこい」だと思うのも無理はありませんね。
にも関わらずあなたがこの記事を読んでいるということは、ノンアルコールビールで禁酒にトライしたのに上手くいっていないからなのではないですか?
「なんでノンアルコールビールに替えたのに禁酒が続かないんだろう・・・」
そう思うあなたのために、この記事ではノンアルコールビールで禁酒が続かない理由を解説していきます。
先に結論ですが、その理由とは次の3つです。
理由❷ノンアルコールビールだと物足りなくなるから
理由❸ビールを飲んでいた頃の楽しい思い出がよみがえるから
私は現在、ヘルスケア関連企業に15年以上勤務しており、2019年10月12日から現在進行形で完全断酒を続けられています。
今回は、上記の理由について解説するだけでなく、最後にノンアルコールビールが禁酒に有効な場合についても解説していきます。
この記事を最後まで読むと、なぜノンアルコールビールで禁酒が続かないのか理解でき、今後どうすれば良いのか分かるようになると思いますよ。
理由❶ノンアルコールビールに替えても飲むタイミングが変わっていないから
アルコールが入っていないだけで見た目も味もビールそっくりなノンアルコールビール。
普通に考えると、今まで飲んでいたビールをノンアルコールビールに置き換えようと思いますよね。
ただここで1つ注意点があります。
ビールを飲んでいた時と同じタイミング、同じシチュエーションでノンアルコールビールを飲むようにしても禁酒は続きません。
理由は簡単。
「飲酒」は「習慣」だからです。
禁酒は、ただアルコールを抜けばいいという単純なものではありません。
禁酒を始める際には、「飲み物」と「飲む習慣」をセットで考えましょう。
飲み物だけでなく、ベースにある「飲酒習慣」を根本から変えるところから始めないと長続きはしません。
どんな場面でお酒を飲みたくなるのか、一度紙に書き出してみましょう。
理由❷ノンアルコールビールだと物足りなくなるから
上記のように、飲酒習慣が変わらないままビールをノンアルコールビールに置き換えただけだと
「やっぱりノンアルコールビールじゃ〝快感〟が得られない・・・」
ということに気がつきます。
すると、冷蔵庫にノンアルコールビールがストックしてあるにも関わらず、「1本だけなら・・」とビールを買ってきてしまうようになるわけです。
そして気がつけば、また元の酒飲みに逆戻り。
ではなぜそうなるのか?
理由は、脳がアルコールを要求してくるからなんです。
お酒は単に「20歳になったら飲めるようになる飲み物」ではありません。
禁酒を継続させるには、「お酒とは、エチルアルコールという依存性の高い薬物が少量溶け込んだ飲み物である」という事実を直視する必要があります。
理由❸ビールを飲んでいた頃の楽しい思い出がよみがえるから
「やっぱりノンアルコールビールじゃ〝快感〟が得られない・・・」
という思考になってくると、脳はあの手この手でアルコールを要求してきます。
お茶やジュースのような普通の飲み物ではないので当然です。
その中で浮かんでくるのが、ビールを飲んでいた頃の楽しい思い出です。
脳は、過去の〝快感〟を思い出と紐づけることで、何とかしてあなたにアルコールを飲ませようとしてきます。
そういう場面が脳裏をよぎることが前もって分かってさえいれば、「その技はもうすでに見切っているっ!!!」と一刀両断することができます。
ノンアルコールビールが禁酒に効果がある場合
ここまで、ノンアルコールビールで禁酒が続かない理由について解説してきましたが、実はノンアルコールビールが禁酒に効果がある場合があります。
それは、「習慣を変えることができた場合」です。
習慣を変えずにただ飲み物をノンアルコール飲料に置き換えただけだと、すぐに元の酒飲みに戻ってしまいます。
しかし、習慣を変えたうえでノンアルコールビールを活用すると、ビールとうまくサヨナラできます。
もちろん私も最初はノンアルコールビールに置き換えて禁酒を試みましたが、ことごとく失敗に終わったんです。
ノンアルコールビールで順調に禁酒断酒が続けられている人もいる一方で、私のようにノンアルコールビール「だけ」に頼った禁酒だと続かない人もいるということです。
まとめ: 飲酒の「習慣」も同時に変えながらノンアルコールビールを活用しよう!
確かにノンアルコールビールで禁酒がうまくいっている人も多くいますので、ノンアルコールビール自体を否定するつもりはありません。
しかし私は、「個人差がある」という認識を持っています。
ノンアルコールビールだけに頼る禁酒ではなく、飲酒の「習慣」も同時に変えながらノンアルコールビールを活用することをおすすめします。
これから禁酒を頑張ろうとしているあなたへの、有益な情報となればうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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