お酒を飲まなくなって時が過ぎても、ふと飲酒欲求が湧いてくることはあります。
たとえ今、飲酒欲求がおさまっているとしても、アルコールによる快感を脳が忘れることは決してありません。
そして油断した次の瞬間、あなたに酒を飲まそうとしてくるのです。
次のような悪魔のささやきを使って・・・
『またやめればいいんだよ』
今回は、断酒を妨げるこの2つの言葉について深掘りしてみたいと思います。
私は現在、ヘルスケア関連企業に15年以上勤務しており、2019年10月12日から現在進行形で完全断酒を続けています。
Twitterも毎日投稿していますのでご興味あればリンクボタンからよろしくどうぞ(^^)
先日、以下のツイートをしました。
断酒824日目
— MJ@断酒で人生好転中❗️ (@MJBLUE6) January 11, 2022
『いつでもやめられる』
『またやめればいい』
この悪魔のささやきが少しでも聴こえてきたら要注意⚠️
全力で握りつぶさないといけません。
僕にとっては、寝ている時に耳元でプウゥ〜ンと飛びまわる蚊と同じ扱いです烈
喜んで蚊に刺されたい人なんていないはず#断酒 #禁酒
あくまでこれはたとえ話ですが、どうにかして飲酒を正当化しようとしてくる思考は本当にしつこいですね。
今回は、上記2つの言葉に潜む矛盾点を炙り出し、最後に飲酒欲求への対処法を解説していきたいと思います。
この記事を最後まで読むと、悪魔のささやきの正体とその対処法が分かるようになりますよ。
それでは早速いってみましょう!
『いつでもやめられる』の矛盾点
まずはこれですが、まさに悪魔のささやきです。
自分はいつでもやめられるから別に飲んでもOKでしょ、という理屈です。
この瞬間、刀を抜いて一刀両断できるかどうかが運命の分かれ道ですね。
よく思い出してもらいたいのです。
なぜあなたが断酒するに至ったのか、その背景を。
お酒のコントロールができないから断酒を決意したはずなのに、「いつでもやめられる」と考えるのは矛盾していますよね。
つまり、飲みたい衝動が飲む理由を後付けで作り出しているだけなのです。
もしいつでもやめられるなら、初めから断酒なんてする必要がないわけです。
『またやめればいい』の矛盾点
では、こちらはどうでしょうか。
飲んだとしてもまたやめればいいから飲んでもOK、という理屈です。
こちらに対しても考え方は同じです。
なぜあなたは断酒をしようと思ったのでしょうか?
お酒をやめられないから断酒を決意したはずなのに、「またやめられる」と考えるのは矛盾していますよね。
こちらも、飲むための理由を後付けで作り出しているに過ぎません。
もしスパッとやめられるのなら、初めから断酒なんてする必要ないわけですからね。
飲酒欲求への対処法
このように、悪魔のささやきというものは冷静に考えると矛盾だらけです。
ところが、論理破綻していても脳はそれを正当な理由だと認識しようとしてしまいます。
それがエチルアルコールという、依存性の非常に高い薬物の特性です。
ではどうすればいいのか?
私なりの1つの答えは、『普段からシミュレーションしておく』ということです。
今回の「いつでもやめられる」「またやめればいい」に限らず、前回あなたの飲酒欲求が湧いてきたときにどんな理由で飲もうと思ったのか?果たしてそこに矛盾点はなかったか?を冷静な頭で振り返ってみるのです。
人によってバックグラウンドは異なりますので、他にも多くのパターンがあるはずです。
こういったことをシラフの頭で普段から考えておくことで、飲酒欲求と悪魔のささやきが急に襲ってきたとしても、その瞬間に一刀両断することができるようになるのです。
残念ながら世の中は「酒に支配された世界」がベースとなっており、少数派である断酒erたちにとっては「やるか/やられるか」の世界です。
いつどこから刺客が襲ってきてもいいように、普段から刀を研いでおくことが大切ですね。
まとめ:【出てきた瞬間一刀両断せよ!】断酒継続を妨げる2つの言葉に要注意
最後にまとめます。
「いつでもやめられる」「またやめればいい」の他にも様々な悪魔のささやきがありますが、それらは初めから論理破綻しており、飲酒欲求が〝後付けで〟作り出した矛盾だらけの虚像です。
出てきた瞬間に一刀両断できるよう、普段からシミュレーションしておくことが大切です。
その飲酒理由のどこに矛盾が潜んでいるのか?というのを察知する力を磨き、いつ襲われても大丈夫なように鍛錬しておく必要がありますね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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