禁酒が失敗してしまう原因を知ることは、禁酒への第一歩です。
そして、原因を理解することで禁酒失敗への対処ができるようになります。
・禁酒失敗への対処法
この記事は、「自分で飲酒量をコントロールできなくなってきたけど病院には行きたくないよ」と思っている方に向けて上記の2点について解説していきます。
禁酒に失敗する原因

アルコールに脳を支配されているから
自分で飲酒量をコントロールできないのは、決してあなたの意思が弱いわけでもないですし、あなたが悪いわけでもありません。
単に、”アルコールに脳を支配されている”からなんです。
禁酒を頑張っている自分に対して、もうひとりの自分がこう言います。
「今日は頑張ったから飲んでもいいと思うよ。」
「350ml缶1本だけだったら大丈夫だよ。」
「今日だけ特別なご褒美で1杯だけ許してあげようかな。」
「〇〇さんからムカつくこと言われたんだね。もう飲んじゃっていいと思うよ!」
「腹立つよねぇ。今日だけは飲んじゃえば?」
などなど。
これらはすべて、”アルコールに支配されてしまった脳”が発していることばなのです。
「あなたの本当の声ではない」
ということをまず自分自身が認識することから始めてみましょう。
”もうひとりの自分” が再飲酒させるから
あなたに再飲酒させようとしてる”もうひとりの自分”の正体はズバリ、
「ドーパミン」
という脳内の神経伝達物質です。
これは脳に快感を与える物質で、アルコールを飲むと、このドーパミンが分泌されます。
なので、
禁酒するにあたり、”自分”と”もうひとりの自分”を自己認識できるようになりましょう。
”もうひとりの自分”は人間ではありません。
ただの神経伝達物質です。
ドーパミンに関しては厚生労働省のホームページに詳しく載っていますので、興味があれば見てくださいね。
禁酒失敗への対処法

再飲酒してしまった理由を記録する
上記では、まず自己認識が必要だということを書きました。
意識してみることで、「あなた」と「再飲酒を勧めるもうひとりのあなた」がいることが分かるようになると思います。
ただ、これだけでは不十分で、再飲酒してしまうトリガー(きっかけ)が分からないと対策のしようがありません。
”もうひとりの自分” による甘い言葉から再飲酒してしまうので、そのきっかけをあまり覚えていないことが多いのです。
「あれ?なんで飲んじゃったんだろ。最悪。。」
という感じで自己嫌悪になりますよね。
もし再飲酒してしまった場合、そうなった理由を書き出してみてください。
私は再飲酒したきっかけが分からずにいましたが、禁酒を記録していくことでトリガーが分かるようになりました。
私の禁酒失敗パターンと対処法(参考)
私は2019年7月から本格的に禁酒を試み、2度失敗しています。
具体的に禁酒が継続した期間は、
2019年7月は7月18日~7月31日の14日間
2019年8月は8月18日~9月1日の15日間
です。
記録を付けて分析するまでは気付かなかったのですが、私の禁酒失敗パターン。
それは、
「月末に飲酒欲求が強まる」
ということです。
あらためて考えてみると、月末の仕事が終わるとものすごく飲みたくなるのです。
つまり私の場合は、
「月末・月初は要注意!!」
ということになります。
そこから、別記事でも書きましたが「禁酒カレンダー」を始めました。
上記の禁酒カレンダーについては、
「禁酒カレンダー」私が唯一 禁酒・断酒に成功したおすすめ方法
をご覧ください。
私の場合は、再飲酒リスクが高まる「週末」「月末」を強く意識することで禁酒が継続できるようになりました。
まとめ
病院に行かずに自分でお酒をやめるには、イヤでも自分と向き合わないと始まりません。
そのうえで、下記2点に取り組んでみてくださいね。
②そして再飲酒してしまったトリガー(きっかけ)を突き止め、対策しましょう。
お酒をやめたいあなたの参考に少しでもなれればうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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