「よし、しばらく禁酒するぞ!」
「今日だけ断酒しようかなぁ」
ふだん何気なく使っている「禁酒」や「断酒」という言葉。
日本語には似たような言葉がたくさんありますが、これらはいったい何が違うのでしょうか?
この記事では、前半部分で「禁酒」と「断酒」の辞書的な定義を、そして後半部分では私なりのとらえ方も交えて解説していきますね。
ちなみに私は、独自のやり方でお酒をやめ、2019年10月12日から断酒を続けています。
この記事を最後まで読むと、禁酒と断酒の違いが明確になりますよ。
「禁酒」と「断酒」の定義(辞書的に)
とりあえず私のお話をする前に、辞書にはどのように書いてあるのか見てみましょう。
お世話になったのは、皆さんご存知「goo辞書」でございます!
それによると、次のように書いてありました。
きん‐しゅ【禁酒】 の解説
[名](スル)習慣的に酒を飲んでいたのをやめること。また、酒を飲むことを禁止すること。「禁酒禁煙」
だん‐しゅ【断酒】の解説[名](スル)《古くは「だんじゅ」とも》きっぱりと酒をやめること。禁酒。
goo国語辞書より:https://dictionary.goo.ne.jp/jn/
う~ん、なんか微妙によく分かりませんね・・・。
「禁酒」と「断酒」の私なりの定義と使い方
では次に、私のお話しに移らせてもらいますね。
先日、職場の同僚と飲み会で話しているときに、
「もう一生飲まないんですか?」と質問され、
「そうです!」と答えたところ、
「断酒するってことなんですね。」と言われました。
そこからしばらく、
「禁酒」と「断酒」の違いって何だろう?
とずっと考えていました。
そして、私なりに出てきた答えが
【断酒】=禁酒を一生涯継続している状態。
となりました。
以下に、具体的な使い方の例を出してみますね。
「禁酒」の使い方
【禁酒】とは、文字通りそのまま解釈すると「酒」を「禁じる」ということです。
「禁じる」ということはつまり、「解禁」という選択肢も残されています。
例)「今度マラソン大会があるからそれまでは禁酒するわ!」
(⇒マラソン大会が終われば解禁)
例)「健康診断の数値が悪かったからちょっと禁酒してみようかな。」
(⇒健康診断の数値が改善すれば解禁)
例)「おこづかい少ないから1ヶ月だけ禁酒してみようかな。」
(⇒小遣いが貯まったら解禁)
という感じです。
「断酒」の使い方
一方で【断酒】とは、「酒」を「断つ」ということですよね。
「断つ」というのは「縁を切る」「退路を断つ」という「不可逆的」なことです。
例)「断酒を始めて3年になります。」
(これからも不可逆的に続いていく)
例)「断酒するのでお酒は全部捨てました。」
(捨てたものは戻らない)
例)「断酒を始めてから、お酒を飲みたいと全く思わなくなりました。」
(後戻りするつもりはない)
こんな感じでしょうか。
まとめ:「禁酒と断酒の違いって何?」という疑問に答えます
自分なりにきちんと定義してみよう!
私はお酒をやめようと何度もトライしましたが、最初はことごとく失敗しました。
今思うと、「禁酒」しようとしていたんだと思います。
一時的にお酒をやめたい人は、解禁の余地を残した「禁酒」で良いですよね。
一方で、飲酒量をコントロールできなくなりお酒をやめる場合は、退路を断つ「断酒」にコミットするのがオススメです。
あくまでここに書いてあることは私なりの定義なので、あなたなりの「禁酒」「断酒」について一度考えてみてはいかがでしょうか。
コメント
はじめまして。
私は断酒をして10ヶ月になります、。それまでは夕食前に350ミリのスーパードライを1、2本のんでいました。大病をして働けなくなり収入が全くなくなったのでアルコール飲みたくても飲めなくなりました。タバコをやめた時もスパッとやめれたので断酒はそんなに苦痛ではなかったです。