飲酒欲求への対処法「寝逃げ」のメリット3選

飲酒欲求への対処法「寝逃げ」のメリット3選禁酒断酒

お酒をやめると決意してからの数日間は、強烈な飲酒欲求に襲われることも少なくありません。

永遠と続く出口のないトンネルを進んでいるような感覚になる人もいると思います。

実際に私は、ひどい寝汗や悪夢に悩んだ時期もありました。

そのような中、飲酒欲求から逃れるために早い時間に寝てしまう、いわゆる「寝逃げ」をすることで救われた経験もありますので、今回はこの「寝逃げ」をするメリットについて解説していきたいと思います。

私は現在ヘルスケア業界で15年以上働いており、2019年10月12日から現在進行形で完全断酒を続けています。

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ではさっそく結論からですが、飲酒欲求に対処するために「寝逃げ」をするメリットは次の3点です。

①生活リズムを夜型から朝型に変えられる

②心身の疲れを回復させることができる

③時間を味方につけることができる

この記事では上記それぞれについて解説していきます。

本記事を最後まで読むと、飲酒欲求への対処法のひとつである「寝逃げ」のメリットを理解できるようになります。

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寝逃げのメリット①生活リズムを夜型から朝型に変えられる

寝逃げのメリット①生活リズムを夜型から朝型に変えられる

飲酒欲求は夕方から夜にかけて襲ってくる

まず前提として、お酒は夜に飲む人が多数派です。

朝だけ飲んで夜は飲まない、という人はきっと少数派でしょう。

私の場合、飲酒欲求は夕方から夜にかけて襲ってくるパターンが多かったですね。

仕事が終わると酒を飲み始め、そのままズルズルと夜中まで飲み続けてしまい、翌朝なかなか起きられない・・というのが酒飲み時代の日常でした。

この「夜の飲酒習慣を断ち切る方法」の一つが「寝逃げ」なのです。

早い時間に「寝逃げ」してみると・・

そこで、早い時間に「寝逃げ」をしてみるとどうなるか?

それまで0時とか1時とか2時とかに就寝していたのを、一気に早めて21時くらいに寝るようにするわけです。

慣れるまではベッドに入ってもなかなか寝付けないと思いますが、それでOK。

「一度布団にもぐったら朝まで絶対に出ないぞ!」と心に決め、丸まって防御姿勢を取りながら一夜を過ごします。

おそらく朝になれば、飲酒欲求は治まっているでしょう。

これを毎日繰り返すことで体内時計が調整されていき、勝手に早寝早起きできるようになるはず。

それが夜型から朝型の生活リズムに変わったサインです。

実際に断酒を続けている方は早寝早起きの人が多い印象ですね。

(なかなか寝付けない場合は早朝の運動も取り入れると良いかもしれません)

寝逃げのメリット②心身の疲れを回復させることができる

寝逃げのメリット②心身の疲れを回復させることができる

アルコールこそが睡眠を奪う真犯人

若い頃からお酒を飲み続けてきたあなたの身体には、かなり疲れが溜まっているはず。

睡眠は心身の疲れを回復させるのにとても大切なのに、飲酒はこの睡眠の時間も質も奪ってしまいます。

「飲まないと眠れない・・」と寝る直前まで飲酒している人がいますが、これは逆効果。

睡眠とは、心身の疲れを回復させるために人体に備わったシステムです。

アルコールこそが睡眠を奪っている真犯人なのだと認識しましょう。

早く寝ることで身体の疲れは回復しますし、それと同時に精神的な疲れをも回復させることができます。

「寝逃げ」=「現実逃避」ではない

また、ダイヤモンドオンラインに「ノーベル賞級の潜在能力を引き出す「寝逃げ」とは?」という記事が載っていました。

簡単に言いますと、「寝逃げ」は科学的根拠のある立派な「問題解決手段」のひとつだそうです。

ただ逃げて現実逃避しているわけじゃないんですよ。

これは「レミニセンス(追想法)」と呼ばれるもので、一定期間を空けた方が良いアイデアが浮かんでくるという手法。

「寝逃げ」と聞くと何となく後ろ向きな印象を受ける人もいるかもしれませんが、これはむしろ睡眠を積極活用するテクニックなのです。

寝逃げのメリット③時間を味方につけることができる

寝逃げのメリット③時間を味方につけることができる

飲酒欲求は禁酒開始初期が最も強い

冒頭にも少しお話ししましたが、飲酒欲求は禁酒開始後すぐが最も強いです。

酒を飲むのが正常で、飲まないのが異常だと脳が錯覚しているから。

しかしそこから数週間、数ヶ月、数年・・とお酒をやめ続けていくと、時間の経過とともに飲酒欲求は徐々に薄まっていきます。

お酒をやめるのに最も重要なのが、この禁酒初期という時間をいかに乗り越えるかということ。

この時期は、どんなことよりも「アルコールを口にしない」ことを最優先にする必要があります。

甘いものを食べたくなったり、炭酸を欲したりするかもしれませんが、アルコールさえ口にしなければ何してもOKという自分ルールで私はこの初期を乗り切りました。

とにかく時間稼ぎをする

禁酒初期という不安定な時期に夜遅くまで起きていると、どうしても良からぬことを考えてしまいます。

今でもハッキリ言えるのは、夜に起きていてもロクなことがないよ!ってこと。

であれば、できるだけ早く寝てしまってとにかく時間が過ぎるのを待ちましょう。

初期の飲酒欲求は、結局のところ時間に解決してもらうしかありません。

そこはどうしようもないので我慢です。

でもこれだけは言えます。

「出口のないトンネルは無いし、止まない雨は無いし、明けない夜は無い」

必ずその飲酒欲求が弱まってきたと実感できる日が訪れることを信じて、とにかくひたすら時間稼ぎをしてください。

まとめ:飲酒欲求への対処法「寝逃げ」のメリット3選

まとめ:飲酒欲求への対処法「寝逃げ」をする3つのメリット

最後にまとめますね。

寝逃げのメリット3つは次のとおり。

①生活リズムを夜型から朝型に変えられる

②心身の疲れを回復させることができる

③時間を味方につけることができる

①「寝逃げ」をするのは、21時とか20時とか早い時間帯がおすすめです。

私は子供たちと同じ就寝時間にしていましたので、親子のコミュニケーションにもつながりましたよ。

早く寝ると当然ながら早朝に起きるようになり、しかも朝には飲酒欲求が治まっているはず。

②そして生活リズムが朝型になるだけではなく、休めば休むほど心身の疲れが回復していきます。

飲酒欲求から身を守るには、まずは心身のコンディションを整えるところから。

③飲酒欲求はある程度時間が解決してくれるところもあるので、寝て時間が過ぎるのを待つというのも一つです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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