晩酌をやめる方法を解説! -4段階の目標設定から具体的な方法まで-

晩酌をやめる方法について解説します!禁酒断酒

「今日も一日おつかれさまでしたっ!」

(プシュッ!ぐびぐびっ)

「くぅぅぅ!!たまんねぇぇ!!」

ささやかな楽しみとして、1日のおわりに晩酌をする人は多いですよね。

少量のお酒であれば問題ないと思いますが、ついつい晩酌が過ぎてしまうことってありますよね?

そして、この記事をご覧のあなたは、次のようなことが気になっているのではないでしょうか。

『最近、二日酔いがひどくなったなぁ・・・』

『健康診断の結果が気になってきたんだよなぁ・・・』

『医者からもお酒を控えるよう言われたし・・・』

そんな晩酌をやめられないあなたのために、この記事では「晩酌をやめる方法」について徹底解説していきます。

少し長いかもしれませんが、ぜひ最後までご覧くださいね!

私は、それはもう晩酌が生きがいと公言できるほどほぼ毎日飲んでいたわけですが、2019年10月からお酒を一滴も飲まずに現在に至ります。ちなみに、病院や薬に頼ってはいませんよ。

簡単にいうと、「自力で断酒を継続中」という状態ですね。

かといって「気合と根性!」でお酒をやめているのではなく、ちゃんと理にかなった方法でやめています。

正直、断酒に限らず何でもそうですが、「気合と根性」というのは時代遅れですね。

この記事では、まず晩酌がやめられない理由と晩酌のデメリットをお話しし、それからレベル1~4までの段階的な目標設定と晩酌を卒業できたあとに得られるご褒美について、最後に晩酌をやめていく具体的なステップについて詳しく解説していきます。

この記事を読み終えると、あなたは晩酌から解放され、心身ともに豊かな未来を手にするスタートを切ることができるようになります。

それでは早速いってみましょう!!

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晩酌をやめられない理由

晩酌をやめられない理由

まずは、あなたが晩酌をやめられない理由を考えてみましょう。

恐らく、人によってそれぞれ理由がありますよね。

考えられるものをいくつか挙げてみます。

1日の疲れが癒されるから

1日の終わりに飲むお酒はリラックスした心と体に染みますよね。

今日も一日あなたは頑張ったのですから、ご褒美があっても良いですよね。

ほっと一息する瞬間は誰にでも必要です。

エンジンふかしっぱなしだと疲れて動けなくなってしまいます。

ストレス解消になるから

オトナになると嫌なことも多いです。

友達が多い人も少ない人も、 働いている人も働いていない人も、大なり小なりストレスを抱えています。

ストレスのない人なんて世の中にいないんじゃないでしょうか。

晩酌をすると、そういったストレスからあなたを解放してくれます。

お酒がストレスを洗い流してくれるような感覚を持つ人もいるかもしれませんね。

気分が良くなって楽しいから

晩酌をしていると、だんだん気分が良くなってきますよね。

ちなみに私は、飲みながら音楽を聴いてノリノリになったり、お笑い番組を見て爆笑したりと一人で盛り上がっていました。

人生にはパーリナイ!的な楽しみも必要ですよね。

元・酒飲みなのでこの楽しさはよく分かります。

嫌なことを忘れられるから

嫌なことがあっても晩酌でスッキリ!

終わってしまったことは、お酒でも飲んでサラッと流して忘れられるかもしれませんね。

あるいは、嫌なことが頭からなかなか離れず眠れなくなり、寝るために晩酌をするケースもあるかもしれません。

習慣になっているから

家に帰ってきて、ひと段落したらお酒を飲む。

もうすでにこんな習慣になってしまっていませんか?

朝起きたら顔を洗って歯を磨くのと同じくらい当たり前に、日常生活に晩酌が組み込まれてしまっているのです。

一度習慣化されてしまうと、それを変えるには多くのエネルギーが必要となります。

晩酌をするデメリット

晩酌をするデメリット

晩酌には良い面だけではなく、デメリットも多くあります。

お金が減っていく

あなたは1回の晩酌でいくらぐらい使っていますか?

500円ですか?1000円ですか?それとももっと?

仮に1日500円だとして、毎日続けると1ヶ月で500円×30日=15,000円。

そして、1,000円だと1ヶ月で 1,000円×30日=30,000円となります。

さらに1年続けると、

15,000円×12ヶ月=180,000円

30,000円×12ヶ月=360,000円

ヤバくないですか?

これだけまとまったお金があったら何ができますか?

晩酌しているその日その日は気にならないかもしれませんが、長い目で見るとこれだけお金がかかってしまっているのです。

太ってしまう

分かっていてもやめられないのが晩酌。

もちろん、太ってしまうのも分かっちゃいるのです。

アルコール自体がカロリーありますし、何より、おつまみ無しで飲むことなんかできないですよね?

(私はおつまみ無しで飲むことが多かったのですが少数派かと。)

ついつい食べ過ぎてしまって太ってしまいます。

あと、お酒を飲むと運動できなくなるというのも、太ってしまう原因ですね。

健康診断の結果に悪影響がでる

お酒の飲みすぎは健康診断の結果にも影響してきますよね。

血圧・血糖・コレステロールなど、各検査項目の結果が悪かったら病院に行く必要がでてきますよね。

また、尿酸値が高くなると痛風発作が起こるかもしれません。

わたしは痛風になったことがありませんが、超・激痛!というウワサです。

このように健康に害が出てきてしまうと、病院に定期通院して治療しなければならないですし、もしも病院に行かなければ寿命が短くなる可能性もあります。

飲みすぎると次の日つらい

晩酌でついつい飲みすぎてしまうこともあるかもしれません。

当たり前ですが、二日酔いは最悪ですよね。

下手すると翌日のお昼ごろまで頭痛や吐き気に悩まされたりします。

そうなると、仕事や勉強のパフォーマンスは大幅に低下してしまいます。

時間を費やしてしまう

誰でも平等に与えられているもの。

それは時間です。

世界中どこにいても1人の持ち時間は1日24時間。

ただ、それをどう使うかは人それぞれ。

残された人生の時間を大切に生きている人もいれば、時間単価を究極まで高めて稼いでいる人もいます。

あなたはどうですか?

晩酌をしている時間も大事かもしれませんが、大切な時間を無駄にしている自覚があるのだとすれば、それはとてももったいないことです。

目標を決める

目標を決める

大好きな晩酌をやめるのは正直つらいことです。

なので、まず大事なことは目標を決めるということです。

大目標と小目標

目標は2種類。

「大目標」と「小目標」を設定しましょう。

大目標とは、『あなたが晩酌をやめて手に入れたいもの』です。

あなたは、晩酌をやめてどうなりたいですか?

何がしたいですか?

何がほしいですか?

このあたりをまずはハッキリさせましょう。

手に入れたいものがハッキリしたところで、次のステップ。

これが小目標です。

次に、小目標 Lv.1~Lv.4まで解説していきます。

自信がある人は飛び越していきなりLv.4にチャレンジするのもありだと思いますよ。

Lv.1:平日だけ飲むのをやめる

まず第一歩として、平日だけ飲むのをやめてみましょう。

月曜から日曜まで毎日晩酌している人にとっては、このLv.1すら厳しく感じるかもしれません。

月曜から金曜が平日だと仮定すると、いきなり月曜→金曜まで禁酒するとつらいかもしれませんので、無理な人はまずは1日おき(月・水・金)というのでも良いと思います。

Lv.2:自宅で飲むのをやめる

次のステップとしては、「自宅で飲むのをやめてみる」ということです。

自宅で飲むというのはある意味、「習慣」です。

生活の一部に取り込まれているのです。

人が習慣を変えるのはとても難しいです。

だからこそ、あなたにはチャレンジしてもらいたいのです。

習慣を変えるのに効果的な方法は、「環境を変える」ことです。

「冷蔵庫にビールを置かない」
「家の中からお酒をいっさい無くす」
「いつもお酒を買っているお店に行かない」
「お店のお酒コーナーに近寄らない」
などなど

最初は違和感があって気持ち悪いと思います。

これはだれでもそうなのです。

慣れていないことをすると気持ち悪いのです。

ただ、少し続けるとそれが新たな習慣となり、あなたの中に定着していきます

是非、いつもと違うことをやってみてください。

Lv.3:自宅でも外でも飲むのをやめる

Lv.2は自宅で飲むのをやめるということでした。

裏を返せば、家の外で飲むこと(友人や同僚との機会飲酒)はOKということでした。

Lv.2がクリアできたのであれば、次のLv.3では機会飲酒もやめてみましょう。

これをいうと、「いやいや、飲みの誘いを断ることなんてできないよ!」

と思われるかもしれません。

でも安心してください。

飲みの誘いを断る必要はないんです。

友人や同僚と飲みに行っても、「ノンアルコール飲料」にすれば良いのです。

実際、あなたが何を飲もうが周りの人は気にしていませんので大丈夫です。

参考記事

ノンアルコールで二次会まで行ってみた感想は「禁酒レポ 1ヶ月後 -飲み会を無理に断る必要がない3つの理由-」に書いていますので是非ご覧ください。

Lv.4:冠婚葬祭も含め一切の飲酒をやめる(断酒)

Lv.3で終わっても良いとは思いますが、完全にお酒をやめないと再び晩酌生活に逆戻りになってしまうリスクが高いです。

Lv.4では、完全禁酒(=断酒)を目指します。

平日飲むのをやめることができ(Lv.1)、自宅で飲むのをやめることができ(Lv.2)、機会飲酒もやめる(Lv.3)ことができれば、あなたにはもうほとんど飲酒欲求が起こらなくなっているはずです。

ただ、冠婚葬祭などの身内での飲酒機会もたまにあるかと思います。

せっかくお酒が必要じゃなくなったのに、この冠婚葬祭で一気に元どおりになってしまうことがあります。

身内での冠婚葬祭でも飲まずに過ごすことができれば、あなたは完璧にアルコールから解放されることになります。

晩酌をやめると起こる変化

晩酌をやめると起こる変化

晩酌をやめてみると、さまざまな変化を感じることができます。

以下のことは私の場合経験も多く含まれているので、是非あなたも実感してみてくださいね。

お金が生まれる

まずハッキリわかる変化としては、お金が貯まるということです。

当たり前ですが、これまで酒代に使っていた分がまるっと浮きます。

実際に目で見る方が実感できると思うので、アプリを入れてみるのも良いかと思います。

詳しくは、「断酒におすすめのアプリは「ケチ恥」1択!(無料です)」を、また具体的なお金の話は、「禁酒でお金は貯まる!これを読めば禁酒せざるを得なくなりますよ!」とか「禁酒から生まれたお金の使い道は?(消費?貯金?投資?)」などを是非ご覧くださいませ。

時間が生まれる

自由な時間は本当に増えます。

晩酌をやめてみると、ウソみたいにビックリしますよ。

単に飲んでいた時間が戻ってくるだけでなく、体力も増強されるので更に時間が増えたように感じます。

時間に関する詳しい話は、「禁酒で時間が増える!?1日24時間のはずが27時間くらいになる話」をご覧ください。

健康な身体を手に入れられる

晩酌をやめると健康な身体になります。

健康診断の検査結果も良くなるでしょう。

尿酸値や肝機能検査地、コレステロールなどはかなり良くなる印象です。

やりたいことがあっても、健康でなければ出来ませんよね。

精神的に楽になる

毎晩晩酌をしていると、お酒を飲むことを中心とした考えになってしまいがちです。

お酒に支配されているといっても過言ではありません。

晩酌をやめることで、こういったことから解放されます。

また、うつ傾向のある人は、晩酌をやめた方が良いですよ。

晩酌をやめることで精神的にも楽になります。

自己肯定感がUPする

晩酌をする理由がストレス解消である場合、自己肯定感が低下している可能性があります。

お酒を飲むことで、目の前の課題を見えなくしているのです。

晩酌に頼らなくなれば、「自分やればできるじゃん!!」という感じで自信がついてきます。

晩酌を卒業する方法

晩酌を卒業する方法

では具体的に、晩酌を卒業するステップですが、下記のとおりです。。

❶考え方を見直す
❷習慣を変える
❸代替飲料に変更
❹お酒から距離を置く

❶考え方を見直す

まず、晩酌をやめるには考え方を変える必要があります。

行動は急には変わりません。

まずは考え方を変えることで、次に行動が変わってくるという順番です。

晩酌が大好きなあなたは、こう思っているはずです。

「晩酌がない人生なんて考えられない」

「晩酌が唯一の楽しみなんだよ」

そこで、自分自身にこんな疑問を投げかけてみましょう。

『でもそれって本当なの?』

本当に晩酌はあなたの人生にとって必要不可欠なものなのでしょうか?

あなたが子供のころはお酒を飲まなくても平気だったのではないでしょうか?

「認知のゆがみ」を正すと、いろいろなものの見方があることに気付くはずです。

❷習慣を変える

上記の通り、考え方が少しでも、1ミリでも変われば、行動が変えられるようになります。

行動を変えられるようになれば、習慣を変えることができるようになります。

ほんの少しだけ行動を変えてみましょう。

そうすることで、少しずつ習慣が変わってきます。

❸代替飲料に変更

当たり前ですが「晩酌=アルコール」というイメージですよね。

でも、この前提条件・定義を変えてみます。

「晩酌=ノンアルコール」に替えてみるのです。

ジュースでもいいですし、お茶でもいいですし、なんか身体に良さそうなドリンクでもいいです。

「アルコール以外の何か」に替えてみましょう。

❹お酒から距離を置く

アルコールをやめると、飲酒欲求がすごく出てきます。

これは、アルコールが脳に作用するからなので当然ですし、誰にでも起こります。

このことを知ったうえでの行動はズバリ、「お酒から距離を取る」です。

上記にも書きましたが、

「冷蔵庫にビールを置かない」
「家の中からお酒をいっさい無くす」
「いつもお酒を買っているお店に行かない」
「お店のお酒コーナーに近寄らない」

といったことですね。

やめられない場合はアルコール依存症を疑う

上記に書かれたことを実践してみても晩酌がやめられない場合、あなたはひょっとすると「アルコール依存症」なのかもしれません。

アルコール依存症の診断ガイドライン

こちらは厚生労働省のホームーページから引用した診断ガイドラインです。

ここに当てはまる人は、自分はアルコール依存症なのではないか?と疑ってみた方が良いと思います。

厚生労働省 e-ヘルスネット「アルコール関連問題の分類」より引用:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-06-003.html

お酒は自力でやめられます

世の中にはアルコール専門外来や自助会などがありますが、いきなりそこへ行くのはハードルが高いですよね。

私は、自分で試行錯誤することにより断酒に成功しています。

私自身の断酒成功のコツを書きましたので、気になる方は「禁酒レポ 3ヶ月後 -起こる変化を実感できるようになる-」をご覧ください。

まとめ

晩酌をやめるには、

①まず目標を決めて
②晩酌するデメリットを理解し
③逆に晩酌をやめることで得られるメリットをイメージします

④それから自身の考え方から少しずつ習慣を変えることで
⑤お酒との距離が取れるようになる

という流れで晩酌をやめることができると思います。

もちろん人それぞれかとは思いますが、少しでもあなたの参考になればうれしいです。

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お酒を自力でやめたい人は「『禁酒セラピー』の内容と私の禁酒体験に共通する6つのエッセンス」も是非ご覧ください。病院に行かずに自力でお酒をやめるためのエッセンスを詰め込んだ記事になっています。

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