お酒をやめる人の多くは、いつの間にか飲酒を再開します。
断酒が2年以上続く人はわずかですし、仮に2年以上経過していてもスリップ(再飲酒)してしまう人はざらにいます。
もちろん私も他人事ではないと思っていて、現在断酒3年目ですが楽観視は全くしていません。
そこでこの記事では、2022年初めにあらためて考えた「断酒を続けるために忘れちゃいけない2つの言葉」についてお話ししていこうと思います。
私は現在、ヘルスケア関連企業に15年以上勤務しており、2019年10月12日から現在進行形で完全断酒を続けています。
Twitterも毎日投稿していますのでご興味あればリンクボタンからよろしくどうぞ(^^)
2022年の初めにこんなツイートをしました。
断酒817日目
— MJ@断酒で人生好転中❗️ (@MJBLUE6) January 4, 2022
今でこそ断酒によって人生が好転しているわけですけど、もう一度お酒を飲めば奈落の底に転落していく自信、ありますよ僕は。
『飲みたい人は飲めばいい』
『過信と油断は禁物』
今年も色んなことが起こると思いますが、この言葉だけは忘れちゃいけないような気がします。#断酒 #禁酒
『過信と油断は禁物』
今回は、この2つの言葉に込めた意味について深堀りしていこうと思います。
断酒の2年継続率は約20%
まずこちらの図は「アルコール依存症治療ナビ.jp」というサイトからの引用になります。
入院してしっかり治療や教育を受けた人でも、わずか2ヶ月半で約半数の人が再飲酒してしまい、断酒を2年継続できている人はわずか20%であるというデータです。
このデータから、いかに断酒の継続が簡単ではないかが分かると思います。
理由は色々あると思いますが、確実に言えることは「世の中はお酒を飲ませる条件が整い過ぎている」ということです。
❷国、メディア、アルコール飲料メーカーがタッグを組んで飲酒を推奨している
❸アルコールに対する正しい教育がなされておらず、幼少期からの社会洗脳が世代を超えて継承されている
なので、自分の身は自分で守れるよう防御力を常に高めておく必要があるのです。
冒頭のツイートに戻りますが、
『もう一度お酒を飲めば奈落の底に転落していく自信、ありますよ僕は。』
と言っているのは、上記のデータを知っているからなのです。
「飲みたい人は飲めばいい」
それでは、忘れちゃいけない言葉の1つ目「飲みたい人は飲めばいい」について解説していきます。
これは、極論をいうと「他人のことはどうでもいい」ということです。
お酒を飲むのも飲まないのも、最終的に決めるのは自分です。
(柱に縛り付けられて無理やりお酒を流し込まれるという拷問的シチュエーションはほぼ無いと思っています)
自分の行動は自分にしか制御できませんし、それと同じく他人の行動を制御することもできないのです。
つまり、「あー飲もっかなぁ」「もう飲んじゃえ」「いま飲んでます」「飲んでしまいました」といった他人の言動に惑わされる前に、自分と他人を切り離しておくイメージです。
『他人は他人、自分は自分』
これです↑
「飲みたい人を止めることはできないので飲みたければどうぞ。でも自分は絶対に飲みませんけどね。」
他人の人生を生きるのではなく、一番に自分を大切にしてあげましょう。
「過信と油断は禁物」
次に、忘れちゃいけない言葉の2つ目「過信と油断は禁物」について解説していきます。
断酒を1ヶ月、2ヶ月と続けていくとナゾの自信が湧いてくることがあります。
「なーんだ、断酒って意外と楽勝じゃね?」
「なんでみんなあんなに頑張ってるんだろww」
「最初の何日か我慢すればいいだけじゃん?」
こんな感じでしょうか。
「自分はあの人たちとは違う」という過信。
「飲んでもまたすぐやめられる」という油断。
こういった思考パターンがいかに危険か、自分自身に日々言い聞かせています。
そうやって堕ちていった人を何人も見てきたから・・・
「自分は例外なんかじゃないんだ」という前提が、断酒継続に必要なマインドなのかもしれませんね。
まとめ:【2022年版】断酒を続けるために忘れちゃいけない2つの言葉
断酒を継続していくにはマインドセットがとても重要です。
今回この記事を書くことで、自分と他人の違いをあらためて認識でき、果たして今の自分は冷静でいるのかどうか客観視できた気がします。
せっかく人生が好転し始めたところなので、これからもずっと断酒を続けていきたいものですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
私の場合は自分で試行錯誤し断酒を軌道に乗せましたが、その後に読んだ書籍「禁酒セラピー」の中にいくつか共通点がありましたのでまとめています。
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