2024年からスタートする新NISA。
私の場合【つみたて投資枠】はこれまでの「つみたてNISA」の銘柄でそのまま続ける予定ですが、一方で【成長投資枠】については、どう埋めるのが良いのかしばらく迷っていました。
本業以外に副収入を作っておきたい私としては、配当金を受け取れる銘柄で成長投資枠を埋めたい考えではあったものの、
「わざわざ株の勉強や分析のために時間をかけたくない・・」
「日本の高配当個別株を買って自分でメンテナンスする自信はない・・」
「プロじゃないので投資タイミングを計るのはムリ・・」
「そもそも日本株の高配当ETFってどんなものがあるのか詳しく知らない・・」
「結局のところ何を基準に選べば良いのか分からない・・」
こんな状態だったので自分で調べてみることにしました。
新NISAの成長投資枠で投資できる日本株の高配当ETFはこの10種類
一般社団法人 投資信託協会のホームページを見てみると、新NISAの成長投資枠で投資できる銘柄の一覧が載っています(2023年11月1日現在)。
その中からファンド名に「配当」という文字が含まれているものを抽出したところ、次の12銘柄がヒットしました。
※上から設定日が古い順に並んでいます
銘柄コード | ファンド名 |
1698 | 上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100) |
1577 | NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信 |
1478 | iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回りETF |
1399 | 上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ |
1489 | NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 |
1494 | One ETF 高配当日本株 |
1651 | iFree ETF TOPIX 高配当40指数 |
2849 | グローバルX Morningstar 高配当 ESG-日本株式 ETF |
2085 | MAXIS 高配当日本株アクティブ上場投信 |
2084 | NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信 |
この中から【2236】【2095】はS&P500配当貴族指数(米国株)に連動するので除外し、日本株ETFとして合計10銘柄としました。
結論:日本株の高配当ETFはこの2銘柄に
初めに結論ですが、先ほど抽出した10銘柄のうち新NISAの成長投資枠として、以下の高配当株ETF 2銘柄を活用しようかなと思います。
【1478】iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回りETF
では、どういった経緯でこの結論に至ったのか説明します。
日本株の高配当ETF 10銘柄をスコア化
ここからは完全に私の独断ですが、「純資産総額」「信託報酬」「分配金利回り」について、純資産総額の大きいものから10点~1点、信託報酬の安いものから10点~1点、分配金利回りの大きいものから10点~1点という感じでスコア化し、合計得点を算出しました。
銘柄 コード | ファンド名 | 純資産 総額 | 信託 報酬 | 2023/11/18時点の 分配金利回り | 合計 得点 | 2023/11/18時点の 売買単位株価 | 分配月 | 設定日・ 設立日 | 対象指数 |
1698 | 上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100) | 266.8億円 | 0.308% | 3.08% | 16点 | 26,350円 | 1月、4月、7月、10月 | 2010年5月13日 | 東証配当フォーカス100指数 |
1577 | NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信 | 957.1億円 | 0.352% | 3.34% | 20点 | 32,290円 | 1月、4月、7月、10月 | 2013年3月5日 | 野村日本株高配当70 |
1478 | iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回りETF | 564.4億円 | 0.209% | 2.14% | 20点 | 3,215円 | 2月、8月 | 2015年10月19日 | MSCIジャパン高配当利回り指数 |
1399 | 上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ | 43.7億円 | 0.385% | 2.65% | 8点 | 19,620円 | 1月、4月、7月、10月 | 2015年11月30日 | MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数 |
1489 | NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 | 1909.6億円 | 0.308% | 3.63% | 25点 | 58,020円 | 1月、4月、7月、10月 | 2017年2月10日 | 日経平均高配当株50指数 |
1494 | One ETF 高配当日本株 | 294.4億円 | 0.308% | 2.96% | 17点 | 26,670円 | 4月、10月 | 2017年5月22日 | S&P/JPX 配当貴族指数 |
1651 | iFree ETF TOPIX 高配当40指数 | 369.9億円 | 0.209% | 2.04% | 17点 | 17,030円 | 2月、5月、8月、11月 | 2017年9月25日 | TOPIX高配当40指数(配当込み) |
2849 | グローバルX Morningstar 高配当 ESG-日本株式 ETF | 100.8億円 | 0.3025% | 2.50% | 15点 | 3,870円 | 1月、4月、7月、10月 | 2022年3月22日 | Morningstar®日本株式サステナビリティ配当利回りフォーカス指数 |
2085 | MAXIS 高配当日本株アクティブ上場投信 | 51.2億円 | 0.4125% | 4.50% | 14点 | 5,090円 | 1月、4月、7月、10月 | 2023年9月6日 | アクティブ |
2084 | NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信 | 65.0億円 | 0.5225% | 3.93% | 13点 | 2,013円 | 1月、4月、7月、10月 | 2023年9月6日 | アクティブ |
結果ですが、1位は【1489】NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信となりました。
そして、【1577】NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信と、【1478】iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回りETFが同点で2位となりましたが、「購入単価が安い」「分配月がズレている」「信託報酬が安い」という理由から、【1478】iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回りETFを2位としました。
まとめ:新NISAの成長投資枠をどのように埋めるのか?
私の場合、新NISA成長投資枠の上限である年間240万円は以下のルールを守って埋めていこうと考えています。
現在【1489】は1株58,000円くらいなので、予算10万円では2株買うことができません。
そこで活躍するのが1株3,200円ほどの【1478】です。
【1489】を1株買うと残りの予算は42,000円ですが、【1478】だと13株(=3,200円×13株=41,600円)買うことができ、毎月10万円に近い額で枠を消費することができると思っています。
米国株の高配当ETFも同じ要領で、VYM(単価高い)とSPYD(単価安い)の組み合わせで毎月約10万円で枠を消費していこうと思っています。
※あくまで考え方は人それぞれですし、本記事は自分のための備忘録として残しておきます。
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