【体験談】あえて有料FPに保険の相談に行った理由とその結果(メリット大です)

ライフチェンジ

「いつも思うけど保険料って高いよなぁ・・・」

「でも保険の相談って誰にすればいいの?」

「無料相談と有料相談ってどっちがいいの?」

「有料のファイナンシャルプランナーに相談なんてしたことないけど、どんな感じなのか気になる!」

この記事では、そんな疑問に対し、私の実体験を元に詳しく解説していきますね。

私は現在、小学生以下の子供が3人いるアラフォーのサラリーマンです。

ちなみに、Twitterもやっていますので、ご興味あればリンクボタンからよろしくどうぞー。

2019年から完全断酒を始めたところ頭がクリアになり、身の周りの色んなところに疑問が生まれてきました。

そのひとつが『保険』についてです。

私は、数年前から「保険料って高いよなぁ」と思っていました。

(先に断っておきますが、別に保険自体がダメと言っているわけではありません。)

そこで先日、妻と有料のファイナンシャルプランナーに保険の相談に行ってきたので、今回はそのことについてお話ししていきたいと思います。

この記事では、

「保険の相談をなぜ無料ではなく有料のFPにしたのか?」

「実際に相談に行ってみた結果」

「そこから学んだこと」

などについてお話ししていきますね。

ということで、今回は断酒の話題ではありませんのでご了承ください。

この記事が、あなたが保険を見直す際のヒントになれば幸いです。

それでは早速いってみましょう!

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我が家のこれまでの保険加入状況(概算)

我が家のこれまでの保険加入状況(概算)

まず、恥ずかしながら我が家の年間保険料を概算で記載しておきます。

これが話の前提となるからです。

・低解約返戻金型終身保険(夫用):21万5千円/年

・低解約返戻金型終身保険(妻用):4万8千円/年

・低解約返戻金型終身保険(第1子学資用):15万3千円/年

・低解約返戻金型終身保険(第2子学資用):16万円/年

・外貨建終身保険(第3子学資用):1,457米ドル/年(=15万9千円)※1$=109円換算

・収入保障保険(妻用):7万9千円/年

・終身がん保険(夫用):3万1千円/年

・終身がん保険(妻用):3万1千円/年

・終身医療保険(夫用):6万9千円/年

・終身医療保険(妻用):7万8千円/年

【合計】102万3千円/年!!

あらためて確認して驚くばかりですが、保険料が年間100万円というのは決して小さい額ではありませんし、家計を圧迫している原因であることは明白です(汗)

いわゆる「保険びんぼー」というやつです。。

先ほど、お酒をやめたら「疑問」が生まれたとお話ししました。

そしてこれら保険の必要性を勉強していくにつれ、”我が家において”は

『一部を除き、大半の保険は必要ない』

ということに気がついたわけです。

そこで人生を好転させるため、固定費の最も大きな部分を占める

『この膨れ上がった保険を断捨離し、スリムな家計にする!』

これを当面の目標とすることにしました。

とはいっても、私一人だけで勝手に進めて勝手に決めていいという問題でもありません。

そこで、ファイナンシャルプランナーに相談してみよう!と思い立ったのです。

なぜ無料ではなく、あえて「有料」のFPに相談したのか?

なぜ無料ではなく、あえて「有料」のFPに相談したのか?

保険の相談であれば、わざわざお金を払わなくても、無料で相談できるところは沢山ありますよね。

それなのに私は、”あえて” お金を払ってファイナンシャルプランナーに相談に乗ってもらいました。

その理由は次のとおりです。

理由❶ 妻の理解を得るため

理由❷ 現在加入している保険は無料相談窓口で勧められたものだから

理由❸ 無料相談の仕組みを知ってしまったから

それぞれについて詳しく解説していきますね。

理由❶ 妻の理解を得るため

理由の1番目は、「妻の理解を得るため」です。

これは何故かというと、「私が保険や金融の専門家ではない」からです。

私自身、お酒をやめて新たに生まれた時間で学習を重ね、最低限の知識は身に付けたつもりです。

しかし妻にとっては、私がいくら勉強したところで「ただの素人」なんです。

「この保険は不要だと思う」などと言った日には、「じゃあ万が一のことがあったらどうするの!!」と烈火のごとく反発され、話を前に進めることができなくなります。

そこで、第三者かつその道の専門家であるファイナンシャルプランナーのご意見を一緒に聴くことで、冷静になって判断できるのでは?と考えました。

当初妻からは、知り合いの保険営業マンに無料相談に乗ってもらえばいいんじゃない?と提案されましたが、無料だとフェアな判断はしてもらえないことを説明し、そこは納得してもらいました。

理由❷ 現在加入している保険は無料相談窓口で勧められたものだから

保険に入った当時は、

「保険は入るのが当たり前」

「できるだけ多くの保険に入っておくのが良い」

「でも誰に相談すれば良いか分からないのでとりあえず無料相談窓口に行けば安心」

という浅はかな考えでした。

ノリとしては、「20歳になったらお酒を飲むのが当たり前」に似た感じですね。

「20歳になったらお酒を飲むのが当たり前」

「できるだけ多くお酒を飲めるのが良い」

「とりあえず、美味しくて安く酔えるお酒が正義」

すみません、話を元に戻します。

先ほど羅列した我が家の保険はすべて、子供が生まれたタイミングで保険の無料相談をうたう某窓口に行って契約したものになります。

無料相談窓口で勧められた結果が今の状況なので、同じように無料相談窓口に行ったのでは改善の見込みはありません。

ある方法で失敗しているのなら、同じ方法ではなく違う方法を探すのが理にかなっています。

私は、「今までのやり方は間違っていたんだ・・・!!」と気がついた瞬間から、保険の無料相談窓口には二度と行かないと心に誓ったのです。

自分のやり方が間違っていたなんて認めたくはないんですが、人生には仕方のないこともあります。

そこは素直に認めて、これからできることを探す方が未来志向ですね!

「自分にはお酒の量をコントロールできない」ということを認めるのと似ている気もします。

理由❸ 無料相談の仕組みを知ってしまったから

世の中には「無料」という文字をあちこちで目にすることができます。

「無料」というと一見とてもお得な感じがしますが、「なぜ無料でも成立するのか?」というところまで思考を巡らせることがとても大切です。

企業活動はボランティア活動ではないので、企業としてはどうしても収益を上げなければなりません。

つまり、「無料の部分」は他の「有料の部分」でカバーしないと企業が存続できないというわけです。

ですので、「無料」という言葉だけに目を奪われると、気がつかないところでこっそり「有料のコスト」を支払わされることになります。

無料の保険相談にも関わらずその代理店が存続できる理由を色々調べてみると、あることが分かりました。

それは、「契約が成立すると保険会社からその代理店に対し報酬が支払われる仕組み」ということです。

そしてその代理店担当者の給料はもちろん、お客さんとの契約に左右されます。

なので、どんな相談内容だったとしても、お勧めされるのは取り扱いのある保険商品以外には無いということになります。

どう転んでも、iDeCoや積立NISAやインデックス投資や債券投資や銀行預金などを勧められることはないんです。

実際に有料FPに保険の相談に行ってみた

実際に有料FPに保険の相談に行ってみた

ここからは、私と妻が実際にファイナンシャルプランナーに有料で相談に行ったお話をしていきます。

❶ 有料FP選定基準

❷ 有料FPに予約

❸ 有料FPとの面談内容

具体的にはこの流れで解説していきますね。

❶ 有料FP選定基準

どうやってファイナンシャルプランナーを選んだかというお話ですが、「日本FP協会」のホームページに「CFP認定者検索ページ」があります。

検索画面では、「所在地」「相談したい分野」「CFP認定者の性別」「CFP認定者の年齢」で絞り込みもできます。

私は、「所在地」とCFP認定者の「経歴」を参考に選びました。

ファイナンシャルプランナーといっても、その専門性の幅はかなり広いです。

あなたの相談したい分野と、FPさんの専門性ができるだけ近い方が良いと思います。

❷ 有料FPに予約

予約は簡単で、その検索結果のページからメールで問い合わせができます。

すぐに返事が届き、日時の相談から予約まで全てメールで行うことができました。

急遽予約を変更する必要が生じた際にもメールでやり取りすることができましたので、とても便利でしたよ。

ちなみに、今回相談に乗ってもらったFPさんは、もともとはハウスメーカーから不動産会社に勤めた後に個人で開業された女性の方(60代前半)でした。

対応分野には不動産関係はもちろんですが、ライフプラン、資産運用、老後・年金、保険、税制関係まで幅広かったので丁度良いと思いました。

料金は1時間半で5,000円。

「妻の聞く耳」が今回の主目的だったので、年上女性のFPを選んだというのもありますね。

❸ 有料FPとの面談内容

さて具体的な相談内容ですが、FPさんに事前にメールで依頼していたのは、

「”保険”に関する基本的な考え方を教えてください!」

というものでした。

妻との共通認識を持つには、あらためて第三者からレクチャーしてもらう必要があると思ったからです。

結論から言いますと、当日そのFPさんからはこうレクチャーされました。

✔ 保険は、「発生確率は低いけどもし起こったら金銭的に負担しきれない」ことに備えるもの

✔ 「公的保険」と「会社の福利厚生」をしっかり知り、足りないところを民間保険で補うというスタンス

本当にこれに集約されます。

「保険は入ることが安心」と思い込んでいましたが、それは保険会社による刷り込みだったのです。

金銭的な損得だけで考えると、仮にもし起こったとしても金銭的に負担できるのであれば、「保険に入るのは損」ということになります。

もし保険加入者が得をする仕組みだったら保険会社の方がつぶれてしまいますからね。

その他、教えてもらったことをメモしていましたので以下にまとめます。

相談メモ

◆保険料が100万円/年というのは多すぎ。むしろ50万円/年でも多い。(若干引いてました…)

◆貯蓄型保険はダメ!
 ※このFPさん自身は全て掛け捨て型の保険に加入(県民共済+オリックス)

◆そんなに保険料に使うんなら、その分をiDeCoとかに回した方がいい

◆資産形成はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のポートフォリオを参考にするといい
 ※このFPさん自身の資産運用は株:債券=1:1(ひふみ投信もオススメ)

◆ジュニアNISAはおすすめできない(制度が2023年に終わるから)

◆つみたてNISAよりもiDeCoの方がおすすめ(iDeCoは60歳まで引き出せないから)

◆貯金はまとめてドンとするのではなく、毎月自動で給与天引きの形でした方がいい

◆マネーフォワードを使うのが超オススメ

◆自由に使ってもOK!という預金口座を作っておく(お金を使うことも大事)

同意できたところも多かったですし、一部「ん?」という点もありました。

このFPさんの年齢の方が私たちよりも随分上ですし、意見にズレがあるのは当然のことです。

ここで大事なのは、どっちが正しいか間違っているかではなく、多様な意見を取り入れて検討し、自分たちにとっての「最適解」を導き出すことですね!

無料相談と有料相談どちらも行ってみて学んだこと

無料相談と有料相談どちらも行ってみて学んだこと

「某無料の保険相談窓口」と「FPへの有料相談」どちらも行ってみて学んだことをまとめると次の2点になります。

❶ 無料の保険相談窓口は「保険商品」をすすめてくる

❷ FPへの有料相談では「アドバイス」をしてくれる

それぞれについて解説していきます。

❶ 無料の保険相談窓口は「保険商品」をすすめてくる

保険代理店への無料相談の最大のメリットは、「無料である」という点です。

あとは、様々な保険商品を知ることもできますね。

ただ、メリットはそれくらいです。。

ファイナンシャルプランは保険以外にも色々考えないといけないわけですが、結局のところ保険商品に誘導されてしまいます。

なので、客側の知識武装がとても大切なんですね。

無料相談に行く前に、「世界はもっと広い」ということを知っていなければ、いいカモにされるだけなのです。

保険会社側は、「お客さんは納得して契約してくれている」と思っているのかもしれませんが、客側は納得しているというよりも、他に選択肢があるということを「知らない」だけだったりするのです。

❷ FPへの有料相談では「アドバイス」をしてくれる

一方で、今回相談に乗ってもらったFPさんは保険商品や投資商品をすすめてくることは一切ありませんでした

むしろ、利害関係なく客観的で幅広いアドバイスをしてもらえました。

(もちろん、こちらも事前準備をしておかなければお互い無駄な時間となってしまいますが・・)

私の考えとFPさんの考えは、一致するところもあれば一致しないところもありました。

しかし、「そういう考えもあるのか」という点ではとても勉強になりましたし、有意義な時間を過ごすことができました。

まとめ:【体験談】あえて有料FPに保険の相談に行った理由とその結果(メリット大です)

まとめ:【体験談】あえて有料FPに保険の相談に行った理由とその結果(メリット大です)

今回の経験を通して大事だと感じたのは以下のポイントです。

✔ 保険の見直しを進めるためには、家族の理解を得るのがとても大切

✔ 家族の理解を得るためには、客観的な情報が必要

✔ 客観的な情報を得るためには、利害関係のないファイナンシャルプランナーに有料相談するのは有効

✔ 大前提として、自分の知識レベルを向上させ、自分の軸を持っておくことも大切

これから我が家の保険は、大幅なリニューアルが始まります。

『使うところには使う。使わないところには使わない。』というメリハリ家計を目指していきたいと思います。

ただ「知らない」というだけで、どんどん搾取され続けてしまうのが現代社会のルール。

自分の身は自分で守らないといけないな(汗)と痛感している今日この頃です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

※ちなみに、貯蓄型保険については下の動画の0:44~2:12で解説されており、ひとつの参考とさせてもらいました。


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